テスト時間が足りなくて解答用紙が空欄だらけということはありませんか?
自分は読むのが遅いことが原因と思っていませんか?
国語のテストの時間配分の仕方と中学生がテスト時間が足りなくなってしまう原因を解説します。
これを読めばあなたが本当に直すべきポイントが分かります。
国語のテストで中学生が時間が足りない原因は?
あなたは文章を読むのが遅いから時間が足りなくなる、解答欄が空欄だらけになってしまうと思っていませんか?
また、読書をしてトレーニングをすればいいのだろうと思っていませんか?
読む速度が遅いことが時間が足りない原因?
読む速度が遅くて時間が足りないというのは勘違いです。
もちろん本当に文字を認識することが苦手で文章を読む速度が遅い人も稀にいますが、この文章を読み進められている時点であなたは違います。
私は本を読むのも嫌いな人間で、読む速度は中学生と変わらないか劣ると思いますが、読む速度が遅いから時間が足りないということはありません。
本当の原因は他にあります。
一問ずつ絶対に飛ばさないで解こうとしている
時間が足りなくなってしまう原因の一つめが、一問ずつ丁寧に解こうとして、絶対に飛ばさず解こうとしていることです。
もちろん最初の問題は漢字だったり記号問題だったりして解きやすく、後半になるにしたがって難しくなることはあります。
しかし、だからといって分からない問題があったら、その次の問題に進んではいけないというルールはありません。
問題文を読んで、10秒考えて解けないなと思ったり、感覚でしか答えられないなと思ったら飛ばして次に行きましょう。
「センスがない」と最初から諦めている
最初から諦めていたりしませんか?
あるいは、読んでいる最中に集中を切って他のことを考えたり、真剣に問題に取り組めていないことはありませんか?
今まで塾や学校で見てきた生徒たちで、テストの時間が足りないとか、空欄が多くなっている場合は集中できていないことが原因でした。
根性論を押し付けるつもりはありませんが、最初からできないとかしょうがないと諦めていては、成長することはありません。
熟語の意味がわかっていないので詰まる
長文読解の文章を読むときや、熟語の穴埋めなどで分からない言葉があるときに意味はなんだろう?と考え続けてしまって時間が足りなくなります。
中学校の定期テストでは基本的に教科書に出てくる漢字や熟語さえ分かっていれば、まったく意味が分からないし検討もつかないということはありません。
国語のテストの時間配分の仕方と解決法
国語のテストの時間配分の仕方を、「これなら大丈夫!この通りにしなさい!」とオススメすることは試験内容もまちまちなのでできません。
おおよそのイメージとしては、漢字や熟語や文法問題に5~10分、長文問題1種類につき15分くらいの時間配分を目指すといいでしょう。
そして見直しの時間が少なくとも5分は残るように心がけた時間配分が理想です。
しかし、問題数はいつも同じではないので、どんなことに気をつけていけば時間が足りないことを防げるのか?をご説明します。
問題の種類と解き方を覚える
国語のテストの問題の種類を知り、それぞれにどのような解き方をすればいいか?を覚えていれば、焦ってしまうことや考え込んでしまう時間を無くせます。
漢字・熟語の穴埋めや読みを答える問題
知識があるかどうかです。
考え込んで答える問題ではないので、パッと見て思い浮かばなければ飛ばしましょう。
教科書で見たことがある感じや表現が多いので、時間が余るならもう一度考えてみると正解しやすい問題です。
慣用句、文法の正しい使い方を選ぶ問題、作者や時代についての問題
こちらも知識があるかどうかです。
漢字・熟語と違い、知らなければ正解できないので、パッと見て思い浮かばなければ知っている人物や時代、記号を選んでしまいましょう。
時間が余っても放っておきましょう。
「それ」が指す内容を答える問題
指示語の内容を答える問題です。
指示語は基本的に直前の文章の「。」から「。」までの中に答えがあります。
その一文を区切って、指示語にあてはめて意味がおかしくならないものを選びましょう。
○○文字以内で抜き出す問題
抜き出す文章は異なりますが、字数指定で本文から抜き出す問題です。
たとえば問題文に「~と同じような心の動きが表現されているところは?」と書かれている場合は心の動きが書かれているところを見つけましょう。
要約しなさい問題
配点が高いことが多いですが、時間が足りない人は今は手をつけなくてかまいません。
読む速度ではなく、読む順番
文章を読む速度そのものを上げようと思っても難しいですし、速読という言葉がありますが現実的ではありません。
あなたは長文問題が特に読むのに時間がかかって空欄が多くなっていますよね。
そんなあなたが今すぐに直すべきことは「読む順番」です。
長文問題の読む順番は大きく次の3つです。
① 本文を全部読む→問題文を読む→問題文に対応する本文の読む
② 本文を読み傍線部が出てくる→対応する問題文を読み、解く
③ 問題文を全部読む→本文を読む→問題を解く
もし①の読み方をしているのならば、いますぐやめて②か③にしましょう。
一番最初に本文を全部読んでしまうのは時間が無駄になります。
なぜなら、そのときのあなたは問題のことをまったく気にせずに本文をまるで読書の時間かのように読むことになってしまいます。
この時間は何の役にも立たないので、やめてください。
私は今まであなたが国語の長文を解くスタイルに近く、どこまで読んでいたかが分かりやすいことから②をオススメしています。
ただし、②でも③でも時間が足りないことがなく、効果が出ているのならどちらでもいいです。
記述問題の文章は自分で作文しようとしないで本文からパクる
いわゆる要約しなさい問題にあてはまるので、今はそこまで意識しなくてかまいませんが、選択問題や抜き出し問題ではないときの考え方として紹介しておきます。
「簡単に説明しなさい」といった問題の場合、一から文章を自分で作文しようとすると時間もかかり大抵の場合は不正解です。
そのような問題でも本文から文章をパクってください。
そのほうが時間も短くて済みますし、正解する可能性が格段に上がります。
まとめ:国語のテストの時間配分の仕方は?中学生がテスト時間が足りない原因と解決法
・国語のテストで中学生が時間が足りない原因は?
読む速度が遅くて時間が足りないというのは勘違いです。
一問ずつ絶対に飛ばさないで解こうとしている
問題文を読んで、10秒考えて解けないなと思ったり、感覚でしか答えられないなと思ったら飛ばして次に行きましょう。
「センスがない」と最初から諦めている
集中できていないことが原因です。最初からできないとかしょうがないと諦めていては、成長することはありません。
熟語の意味がわかっていないので詰まる
知らないものは分かりません、悩むだけ時間の無駄です。
・国語のテストの時間配分の仕方と解決法
漢字や熟語や文法問題に5~10分、長文問題1種類につき15分くらいの時間配分を目指すといいでしょう。そして見直しの時間が少なくとも5分は残るように心がけた時間配分が理想です。
問題の種類と解き方を覚えましょう。
また、読む速度ではなく、読む順番が大切です。一番最初に本文を全部読んでしまうのは時間が無駄です。そこさえ守れば時間が足りないことがなく、効果が出ているのならどの順番でも大丈夫です。
記述問題の文章は自分で作文しようとしないで本文からパクること。一から文章を自分で作文しようとすると時間もかかり大抵の場合は不正解です。
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