国際恋愛や国際結婚は日本人同士の恋愛や結婚以上に家族から歓迎されません。
なぜ家族は反対するのでしょうか?
どうしていけば、説得して認めてもらえるようになるのでしょうか?
国際結婚を家族が反対する理由
私自身、国際恋愛をはじめたころに家族から「遊びならいいけれど、本気ならやめときなさい」と言われたことがあります。
それを言われたときは「コイツ、何言ってんだ?」と本気で思いました。すごくイラっときたことを覚えています。
日本人同士であってもロクでもない人はいるのに、なぜ外国人というだけで反対されなければならないんでしょうか?
経済的な不安があるから
交際相手の彼氏彼女が日本に比べて経済的に貧しい国や職業に就いている場合に、これを理由に反対されます。
私の場合はロシア人との交際でした。富裕層もいますが平均的なロシア人の年収は日本よりも低いです。
交際の目的が愛ではなく、金銭であったり日本に住めば今より楽な生活ができるということのために利用されているんじゃないか?と思われていました。
また、自分が将来的に相手の国で生活を始める場合はその職業や所得がどれだけあるのか、いざというときにお金がないことを理由に帰国できないようなことはないか?といったことが理由にあるようです。
ビザ申請の必要な国であったから余計と何かあったときのことが気になったのかもしれません。
とはいえ、そんなにポンポンいざという時なんてこないって思ってしまうんですけどね。
結婚詐欺に利用されているかも
結婚詐欺の事案や不法滞在・労働の問題もニュースになったりします。そうしたことを見聞きして、相手も詐欺のためにお前を利用しているんじゃないか?と思ったようです。
もちろんリスクはあります。
自分がこの意見をそもそも気にしなかったのは、日本人との恋愛はもういいやと思っていたことも影響していると思います。
「最悪騙されているならそれでもいいかなー、いつか笑い話になるだろう」という精神でないとわざわざ会いに行ったりはできないなとも思います。
相手のことを何も知らないから怖い
日本人同士なら、「どこの出身で〜」とか「〜の仕事に就いている」といった情報だけでもある程度の想像をすることができます。
しかし、相手が外国人で名前が分かるかどうかの国や地名の人で、さらにビザも必要な国であれば何もその人について想像することができなくて、ただただ大丈夫か?という気持ちになるようです。
日本に住んでいる外国人ならまだしも、在外の場合はすぐに会うこともできません。
それに家族にしてみれば、突然外国人と親族になるかもしれないという意味不明で突飛すぎる話を持ち出されているわけですし、理解ができなくて恐ろしく感じる気持ちはなんとなく分かります。
そうすると、本当にその人って存在するの?とか騙されているんじゃないの?という考えに行き着くようです。
家族に反対されたときの選択肢
国際恋愛や結婚を諦める
親子の縁を切るだとか、ずっと嫌味ったらしく言われることになります。相手のことを侮辱する発言も時にはされることがあります。本当に大丈夫なの?やっぱり騙されてるんじゃないの?ということもなんども言われます。
それに動揺して「そうかもしれない」と思うのなら、いっそ諦めてしまった方がいいでしょう。
家族に認められて話が終わり、ではありません。
相手を信頼して、自分自身もこの選択に納得して生きられていないのなら、必ずどこかで後悔するときが来ます。
それなら、早いうちに決断しておく方が傷つかなくて済みます。相手にとってもその程度の覚悟なら別れて正解だったと思われるでしょう。
家族の反対を無視する
今までお世話になってきた家族とはいえ、これはあなたの人生です。もちろん両親にとっては特に重要なことではありますが、結局はあなた自身のあなただけの人生です。責任を取るのもあなたしかできません。
家族を説得して認めてもらい、協力してもらえるに越したことはありません。しかし、どうしても納得をしてくれず認めてくれないこともあります。文化的・宗教的な問題があれば特に難しいでしょう。
今のあなたの気持ちが家族と相手とを天秤にかけてでも、相手を選ぶというならそれも一つの選択です。
私はこの選択をしなかったので、これがどれほどの茨の道かを知りません。やはりこれから生きていく上で、二人さえ良ければとも思いますが、0にはしてしまわなくていいんじゃないかな?というのが私の考えです。たとえ今は認めてくれていないとしても「だったらもういい!」と無視してしまうのはやっぱり違うんじゃないかなと思います。
説得をし続ける
これは私の選択でもあります。
長期戦になります。しかし仕方のないことだとも思います。何度も親に言われたことですが、「相手の両親にとっても同じように、結局は自分の子が一番大切」なんだそうです。そうすると、できるだけ自分の経験したことのない未知の世界に行かせるぐらいなら経験したことのある人生を歩ませようとするのが親にとっての子供の幸せを思った行動なのでしょう。
理解はできますが、それがいつも正しいかは分からないし、親も自分自身が子供だった時にはその気持ちを無視してきただろう?とも思ってしまいます。
だから、今の国際恋愛や国際結婚を続けたい、したいという気持ちを変える必要はないと思います。時間をかけてじっくりと認めてもらえるまで説得をし続けるしかないんだなと思いました。
正直、時間は万能です。
説得して認めてもらうためにできること
ここで挙げていることをすること自体にはそんなに大きな意味がないのではないか?とも思います。説得をし続けた事実の積み重ねというものこそが重要なのだと思います。
誓約書・証明書を提示
日本以外で暮らすことになった場合、いざというときの帰国のための費用を常に確保し続けることや、子供ができたときのことなどについて誓約書を書く。
また、相手の職業や所得といったことに不安を感じているなら、実際に証明書を発行してもらいそれらを家族に提示します。
これをすれば認めてもらえるということはありません。
認めてもらうための行動の一つとして取り入れてもいいというレベルです。結局は家族が相手や相手の家族に対して信頼をおけていないことが根本にあるので、それを解決しないことにはいくらうわべの書類を集めたところで意味はありません。
相手に何度も会いに来てもらう
時間もお金もかかります。
しかし、これが王道であり一番効果的な方法でもあると思いました。顔を見て話をして時間を共にしたその事実は強いです。
また、会いに来てもらうだけでなく、自分たちの関係が良好で継続させる意志を示すことも大切です。
日頃のスカイプなどでビデオ通話をする様子を何気なく家族が見ることができ、そのときのあなたの様子が幸せそうであれば、あなたの幸せを願ってくれている家族はその関係を壊す以外の選択肢を考え始めてくれます。
その国のことや相手の家族のことを知ってもらう
私の場合は、両親も親族も特に勧めたわけでもないのにテレビで外国人と結婚した日本人のドキュメンタリーを選んで観ることが増えていきました。
私自身がやっていたことは、相手の国に行った話のできるだけネタとして面白い話をしたり、何かおみやげ(効果すぎずそこそこ実用的な)を買って帰っていました。おみやげ選びのときには相手と一緒に探してもらい、そのこともさりげなく伝えていました。
まとめ:国際結婚を家族に反対される理由と説得して認めてもらうためにできること
・国際結婚を家族が反対する理由
経済的な不安があるから
結婚詐欺に利用されているかもしれないから
相手のことを何も知らないから怖い
・家族に反対されたときの選択肢
国際恋愛や結婚を諦める
家族の反対を無視する
説得をし続ける
・説得して認めてもらうためにできること
誓約書・証明書を提示
相手に何度も会いに来てもらう
その国のことや相手の家族のことを知ってもらう
私の場合はいつから家族の気持ちが前向きに、「むしろ早くしろ」というように変わっていったのかは定かではありません。
説得が功をそうしたのかもしれないし、別の理由として姪が生まれたことで家族の注目ごとが自分ではなくなったというのも一つの要因としてあるかもしれません。いいことかどうかはさておき、自分以外の関心ごとを作らせるというのも一つの手と言えそうです。
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